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マウスピース矯正とは？
マウスピース矯正は、通常の歯列矯正で使用されるブラケットやワイヤーを使用せず、透明に近いマウスピースを活用して歯の並びを整える治療法です。非常に目立ちにくいため、周囲に矯正治療をしていることに気づかれにくく、治療中の心理的なストレスが軽減されることが期待されます。
厚さの薄いマウスピースを使用し、歯を少しずつ動かしていくため、従来の矯正装置に比べ、痛みや違和感が少なく、患者さんの負担を軽減することができます。マウスピース装置は取り外しが可能なため、自己管理が必要になります。着用時間を守ることが重要です。
マウスピース矯正５つの
メリット
取り外しが可能
マウスピースは取り外し可能なため、食事や歯みがき、写真撮影などの様々なシーンでマウスピースを適切に外すことができます。
装置が透明で目立ちにくい
マウスピース矯正の最大の魅力は、透明で目立ちにくい装置を使用するため、周りの人に矯正治療をしていることに気づかれないことです。従来の矯正装置の見た目に抵抗がある方におすすめです。
口腔内を清潔に保つ
歯みがきの際、ワイヤー矯正ではブラケットやワイヤーに磨き残しが生じやすいですが、マウスピース矯正では通常通りの歯磨きが可能です。これにより、磨き残しを軽減し、口腔内を清潔に保つことができます。口腔内の清潔維持はむし歯や歯周病のリスクを軽減する一因となります。
痛みがほとんどない
マウスピース矯正は、薄いマウスピース装置を歯に装着して、歯を少しずつ動かしていくため、ワイヤー矯正と比べて不快感が少なく、痛みも軽減されます。
金属アレルギーの方も安心
マウスピースには金属が使用されていないため、金属アレルギーの患者様にも安心して矯正治療を受けていただけます。
マウスピース矯正と
ワイヤー矯正の違い
通院頻度
マウスピース矯正の場合、患者様自身がマウスピースを交換できるため、歯科医師の調整が不要です。通院の目安は歯の状態によりますが、通常は1～２カ月に1回程度です。
一方、ワイヤー矯正は歯の動きに合わせて歯科医師による調整が必要ですので、通院頻度は通常１ヵ月に1回程度です。
治療の痛み
矯正装置による痛みの感じ方は個人差がありますが、マウスピース矯正は従来のワイヤー矯正に比べて痛みが軽減されています。これは、マウスピースがプラスチック製で、歯を動かす際にプラスチックの弾力性を利用するためです。マウスピースは薄く、違和感や発音への影響も少ないのが特徴です。
ワイヤー矯正はワイヤーによる歯の引っ張ることで移動させるため、装着時や調整時に痛みを感じることがあります。しかし、数日が経つとこの痛みに慣れることがほとんどです。
食事
マウスピース矯正は取り外し可能であるため、食事制限がありません。ただし、マウスピース装着前には必ず歯を磨く必要があります。
一方、ワイヤー矯正を受けている場合、食べ物には注意が必要です。装置に挟まりやすい食べ物や、装置が外れるおそれのある粘着性の高い食べ物は避けるようにしましょう。さらに、硬すぎる食べ物やかみ砕けないものも控えると、歯や装置への負担を軽減できます。
このような方におすすめ
- 目立つブラケットやワイヤーに抵抗がある
- 接客や営業など、公の場に出る機会が多いため、目立つ矯正装置を避けたい
- 口内を傷つけるリスクのあるブラケットやワイヤーを避けたい
- 食事を普段通りに楽しみたい
- 金属アレルギーがある
- 自分で取り外し可能な矯正装置を希望している
当院のマウスピース矯正
クリアコレクト
クリアコレクトは、インプラントで世界シェアトップを誇るアメリカのストローマン社が開発したマウスピース矯正治療で、マウスピース矯正分野においては、後発ながらもインビザラインに次いで世界シェア2位となっています。
ストローマンがクリアコレクト向けに設計した3層構造のマウスピースは、柔軟性と歯への適合性の高さを兼ね備えています。透明度が高く、装着感が優れ、耐久性と耐着色性も備えているため、治療中における違和感が最小限に抑えられ、美しさを維持することが可能です。
さらに、高度な3Dシミュレーションソフトを使用して、治療前の歯の配置を詳細に分析し、治療中の歯の移動や治療終了後の状態をシミュレートできます。このシミュレーションデータを元に、自動的に高精度なマウスピースが製作されるため、矯正治療が誤差なく行えます。
クリアコレクトの特徴
信頼性の高い製品
クリアコレクトは、米国歯科医師から高い信頼を得ているマウスピース矯正製品です。製品品質は徹底的なテストを経ており、素材の強度と耐汚染性が確認されています。手作業での検査とレーザーマークにより品質管理が徹底され、異常があれば即座に対応可能です。
精度の高い保持力
マウスピースの縁は応力分散を図り、歯肉に重なる設計で保持力が向上しています。フラットなラインと2㎜のオーバーラップにより、高い精度での歯の保持が実現されています。
幅広い症例に対応
たわみが少ないマウスピース形状により、他の矯正方法よりも歯の移動力が強く、難症例にも対応可能です。そのため、適応症例が広がり、多岐にわたる症例に対処できます。
3層構造のアライナー
「ClearQuartz™」による
しなやかさと耐久性
「ClearQuartz™」素材は3層構造のポリウレタンで、しなやかさと高い耐久性を備えています。透明度が高く、着色しにくいため、耐久性と美しさが両立しています。快適な装着感も提供されます。
治療計画3D
シミュレーションツール
「ClearPilot」
ClearPilotはクリアコレクトの治療計画を3Dシミュレーションするソフトで、患者様にもシェア可能です。治療前から治療後まで歯の移動を視覚的に理解でき、わかりやすい治療プランを立案できます。
インビザライン
インビザライン（Invisalign）は、アメリカのアライン・テクノロジー社が提供する、世界で1500万人以上の治療実績を誇るマウスピース矯正法の一つです。このシステムは、美しい歯並びを実現するために独自のテクノロジーを活用し、新しい素材の導入や治療に関する研究を取り入れています。
インビザラインは、透明に近いマウスピース（アライナー）を使用し、歯列を調整するために一定期間（通常は2週間）ごとに新しいマウスピースに交換するシステムで、自身で取り外すことが可能です。0.5mm程度の厚さのアライナーを装着し、少しずつ歯を動かしていくため従来の矯正装置に比べて痛みや違和感が少ないとされています。
インビザラインの特徴
AI技術で型取りが簡単に
光学スキャナーiTeroを使用した新しいシステムにより、苦痛な型取りから解放されます。
iTeroを使用すると、歯の型取りを簡単に行えるうえに、最終的な歯並びに必要なすべてのマウスピースを作ることができます。
従来の治療法で起こるような何度も型取りを繰り返す手間や不便さから解放され、患者様はよりスムーズで効率的な治療を受けることができます。
歯並びの未来が見える
インビザラインシステムでは、治療を始める前に「クリンチェック」と呼ばれるシミュレーションソフトを利用して、治療による歯の変化や最終的な歯並びの予測を視覚的に確認できます。これにより、患者様は治療の進捗や結果を具体的に理解し、治療開始前から将来の歯並びの姿を予測できます。
治療期間が正確に予測できる
インビザラインでは、過去に蓄積された膨大な治療データを基に、歯の動きを精密に解析・予測します。これにより、歯がどの程度の期間でどれだけ移動するか、どのようなパターンで移動するかといった情報を正確に把握できます。過去のデータによる予測により、治療期間を正確に見積もり、将来の治療計画を立てやすくなります。
前歯の矯正は
「インビザラインGo」
インビザラインGoは、歯並びの状況に応じた複数のマウスピースを使用して歯を整える部分矯正法です。この治療法は、主に前歯に焦点を当てています。最近では、マウスピースを用いた矯正治療が広く受け入れられていますが、インビザラインGoはその中でも特に部分矯正に特化しています。
透明なマウスピースを使用するため、矯正中でも目立ちにくく、ワイヤー矯正に比べて痛みが軽減され、取り外し可能なため衛生的なメリットもあります。また、矯正治療を始める前に、歯並びのシミュレーションを事前に確認できるため、治療を安心してスタートすることができ、比較的短期間で治療が完了します。