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2023.01.10

骨隆起(こつりゅうき)とは?

こんにちは、ARTE DENTAL CLINICです。

お口の中に何かボコッとしたような出っ張りはありませんか? お口の中に痛みはないが何か飛び出て腫れたような感じになっている人・・・ それは、もしかすると骨隆起(こつりゅうき)と呼ばれるものかもしれません! 今回はその、骨隆起についてお話ししていきたいと思います。

骨隆起ってどのようなもの?

骨隆起とは、歯茎にできるコブのようなボコッとしたでっぱりのことをいいます。

骨隆起という名前の通り、骨の塊でできた隆起になります。全て骨の為、触るとすごく硬いものになります。

何か歯茎の炎症や、腫瘍などではないので痛みは基本的にありません。

骨隆起の場所や大きさによって喋り辛いといった、発音障害にも関わってきます。

でっぱりが気になって必要以上に触ってしまい痛みが出る場合や、骨が出っ張ってるせいで歯茎の粘膜が薄く傷がいきやすくなってしまいます。

 

骨隆起ができる原因とは?

はっきりとした原因は不明ですが、主に言われているのは噛む時の強い力によって顎の骨に負担がかかり、その刺激によって骨が肥大し、盛り上がってしまいます。

歯ぎしりをよくする人や食いしばりをする方などは骨隆起ができやすいといわれております。

そして、遺伝的な可能性もあると言われています。

 

骨隆起ができやすいところ

下顎隆起

下顎の内側にみられる半球状の骨の膨らみです。基本的に左右対称にみられます。

主に小臼歯の裏側にできるので、骨隆起が大きくなると舌が上に持ち上がるような形になり、喋りにくくなります。

 

口蓋隆起

 

上顎の真ん中から喉の方に向かってできる骨の膨らみです。

自覚症状がなく、上顎を見る事も少ないと思うので気づかないうちに大きくなっている事が多いでしょう。

よくあるのが、上顎を熱いものを食べて火傷したり、口内炎が出来て痛くなったりして気づく方が多いと思われます。

口蓋隆起も大きくなる事により発音障害がでたり、食べ物が食べにくくなったりします。

固い物があたると粘膜が薄いのですぐに傷付いてしまう事が多いです。

 

治療は必要?

骨隆起は、炎症や腫瘍、口腔癌でもありませんので、基本的に治療は必要ありません。

ですが、骨隆起があることによって喋りにくかったり、固い食べ物を食べると毎回傷ついてしまう、、、

入れ歯を入れたいが骨隆起が邪魔できっちりとした入れ歯が作れない、、、

こういった方は治療をおすすめします。

基本的に骨隆起というのは、体に害のあるものではないので、ご本人が気にならなければ治療は必要ないでしょう。

 

骨隆起とは病気ではなく腫れや炎症ではありません。痛みもなく特に体に害はないものなのでそのまま放置していても問題ありません。

ですが、場合によって切除しなくてはいけなかったり、傷がつきやすく痛みを伴う場合もあります。

多くの人は骨隆起がある事を知らない方が多いといわれています。

骨隆起は少しづつ大きくなるか、そのまま変化しないかなので、小さくなったりなくなったりする事はありません。

 

原因となる歯ぎしり、食いしばりは、歯への負担がとても大きいため、マウスピースやナイトガードを装着していただくことをおすすめいたします。

ナイトガードも当院でお作りできますので、もし骨隆起があって何か気になる事がありましたらお気軽にご相談・ご来院ください。

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