こんにちは、ARTE DENTAL CLINICです。
虫歯の治療をして、詰めたり被せ物などをして
「 虫歯の治療が終った!これでもう虫歯はできない!」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
詰め物や被せ物などできたら長く、できたら一生持ってもらいたいものです。
ですが、実はずっと持つということはなく、
いずれはやり返すが必要になることが多くあります。
今回は、「 詰め物や被せ物は何年もつのか?」についてお話ししていきたいと思います。
詰め物・被せ物がなぜダメになってしまうのか?
詰め物や被せ物がなぜダメになってしまい、やりかえが必要になってしまうのか、その原因として次のようなことが挙げられます。
1. 劣化
詰め物・被せ物の素材自体が劣化して破損してしまう。
例えば、変色やすり減ってしまったり欠けてしまったり。
被せ物をつけた接着剤が劣化して外れてしまう。など
2. 虫歯
お口の口腔ケアが不十分で、内部や周囲から虫歯になってしまうと、例え詰め物・被せ物の状態がよくても外して、やりかえる必要があります。
3. 力がかかりすぎる
歯ぎしりや食いしばりなどによって集中的に力がかかってしまうと、詰め物や被せ物が揺さぶられて外れたり、欠けたり、歯が摩耗して詰め物と段差ができて適合が悪くなり外れてしまうことがあります。
詰め物・被せ物はどのくらい持つのか?
被せ物や詰め物などの人工物がどのくらい持つのか
というのは、その材質によっても大きく違います。
お口の中の衛生状態や力のかかり具合などのお口の環境によっても左右されます。
ですが、一般的には、セラミックなどの自費の材料の方が質、耐久性ともに優れており、保険のものよりも長持ちする傾向があります。
どのくらい持つか、ということについては、様々な調査が行われていますが、一般的に、詰め物や被せ物などの人工物の平均使用年数はおおよそ次の通りです。
保険の詰め物・被せ物
▪︎ 銀歯(詰め物・被せ物) 5年〜7年程度
▪︎ プラスチックの詰め物 5年〜6年程度
▪︎ 銀歯のブリッジ 7年〜8年程度
自費の詰め物・被せ物
セラミックは、詰め物でも被せ物でもブリッジでも一般的には長持ちします。
大体10〜15年くらいは持つのが通常です。
また、セラミックは現在でも次々と新しい材料が開発され、耐久性に優れたものが出てきているため、
ブリッジなど特に強度が必要なものであっても、金属を使わずに作れるようになっています。
どの材料を使うかで詰め物、被せ物の寿命というのは変わってきます。どの材料を選択するにしても、できるだけ長持ちさせるためには、意識して日々のセルフケアや、歯科の定期検診、メインテナンスをしっかりとやっていくことで、長持ちさせることも可能です。ぜひ参考にしてみてください。