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2022.09.22

歯肉退縮で引き起こる症状と対策法

こんにちは、ARTE DENTAL CLINICです!

前回の歯茎が下がる原因のつづきになります。今回は歯茎が下がると引き起こる症状・対策についてお話ししていきます。

歯茎が下がると引き起こる症状

1. 冷たいものがしみる

歯茎が下がると歯根の部分が露出し、知覚過敏を引き起こします。とくに冷たいものでしみたり、歯ブラシが当たるとツーンと鋭い痛みがでます。

2. 露出した歯の部分が虫歯になりやすくなる

露出してきた歯根の部分には、歯冠部分(歯の頭の部分)と違ってエナメル質がありません。そのため、虫歯に対する抵抗性が弱く、その部分が虫歯にかかやすくなります。

3. ものがつまりやすくなる

歯茎が下がると、歯と歯の下の部分の隙間が空いてきます。このような隙間をブラックトライアングルといいますが、この部分に食べ物がつまりやすくなります。

4. 老けて見える

歯が長くなると老けた印象を与えてしまいます。

歯茎が下がることへの対策方法

自宅でできること

⬜︎ 歯ブラシの毛は硬すぎないものを選ぶ

歯ブラシはふつうかやわらかめの毛先の歯ブラシを選びましょう。

⬜︎ やさしくブラッシングする

歯ブラシを当てる際は、ゴシゴシと強く磨かず、優しくなでるように行いましょう。歯と歯茎の境目を磨く際は、優しくマッサージするように磨きましょう。

⬜︎ フロスを使う

歯間部の汚れは歯ブラシでは落とせません。1日1回はフロスを通しましょう。

⬜︎ 歯ぎしり対策のマウスピースをつける

歯ぎしりをされる方は、歯を保護するマウスピースを就寝時つけると歯へのダメージを軽減することができます。

歯科医院でできること

⬜︎ ブラッシング指導、クリーニング

歯科医院では、歯肉退縮の原因に応じて、さまざまな治療法を用意しています。ほぼすべての患者さんに行われるのはブラッシング指導です。また、セルフケアでは取り除けない歯石などは、スケーリングなどで除去します。

⬜︎ 下がった部分に歯茎を移植する

歯茎が失われた部分に、他の部分から切り取った歯茎を移植する遊離歯肉移植術とよばれる歯周外科治療を実施し、失われた歯茎を回復させます。

 

歯茎が下がる、という現象は皮肉なことに歯磨きを一生懸命頑張っている人に多く見られます。汚れをきれいに落とす気持ちが強く、ゴシゴシと強く磨いてしまったりと、間違ったブラッシング方法で磨いてしまうと、歯茎が下がってしまいます。

歯科医院にて、ブラッシング指導を受けたことのない人は一度正しい方法を教えてもらうことをおすすめします。また、歯並びに問題があったり、歯ぎしりなどの問題がある人は、根本的な解決が必要な場合もありますので、一度 歯科医院にてご相談されてみてください。

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