こんにちは、ARTE DENTAL CLINICです!
今回は、冷たいものがしみたり、歯ブラシを当てた時にズキとしみる原因の一つのくさび状欠損についてお話ししていきたいと思います。
くさび状欠損とは?
茶色く見える歯の段差のことを言います。
これは虫歯でなく、くさび状欠損(WSD)と呼ばれるもので、歯茎のキワで歯がえぐられたように欠けてしまいます。
歯科では、英語の病名のWedge-Shaped-Defectの頭文字をとってWSD(ダブリューエスディー)と言うことが多いです。
くさび状欠損の原因
過度な咬合の力(噛む力が強すぎる)
- ・単純に噛む力が強い方
- ・日中でも食いしばっている方
- ・寝ている間に歯ぎしりをしている方
- ・食いしばりをしている方
- 過度に歯に負担がかかる状態が続くと、歯の根元部分に小さな亀裂が入り始め、欠けてくるとされています。
よく、スポーツをされる方は、力が入る際、食いしばる事が多いため、スポーツをされる方に多く見られることがあります。
不適切な歯ブラシの使用
- ・研磨剤の多く入った歯磨き粉を使用すること
- ・硬すぎる歯ブラシの使用
- ・力強く磨きすぎる
- これらを行うことで歯茎が下がり、柔らかい歯の根っこの部分が露出して、歯が削られていきます。
くさび状欠損にならないためには?
正しい歯磨きを行う
歯ブラシの硬さは『ふつう』『やらかめ』を使用していただくことをおすすめいたします。
硬い歯ブラシを使った方が、汚れは取れやすく、磨けた感が強いため好む方もいますが、歯や歯茎に対するダメージも強くなり、歯も削られやすくなります。
硬さが適切なものを選んだとしても、強い力で大きな横みがきを行なってしまうと、削れてしまいます。
ですので、鉛筆を持つような持ち方で、優しく小刻みに磨くように心がけてください。
歯磨き粉の種類
多くの歯磨き粉には研磨剤が配合されています。研磨剤が配合されている方が、効率的に汚れを落とすことができるためですが、多く配合されているものはそれだけ削れやすくなります。
ですので、購入される際には一旦歯磨き粉の成分表などをよく眺めてみてください。『研磨剤が多く入ってます』と書いている歯磨き粉はありませんので、『低研磨』と書いてあるもの、あるいはジェルタイプの歯磨き粉をおすすめいたします。
知覚過敏用の歯磨き粉は研磨剤が入っていない、あるいは無配合のものもありますので、選ぶ際の参考にされても良いかと思います。
治療方法
軽度〜中等度の場合
この場合は、削って埋めたりせずにそのまま歯磨きの指導を行いながら経過を見ていくことが多いです。
ただし、知覚過敏が強く、知覚過敏を抑える薬を塗っても効果がでない場合には白い詰め物を埋めて補強し、物理的に刺激を遮断してしまうこともあります。
重度の場合
欠けている量が多く、折れてしまいかねない場合や神経が露出しかけている場合などは、被せ物をかぶせる処置を行う場合もあります。
実際に折れてしまう方もいらっしゃいます。
神経が露出して、神経が死んでしまっている方も稀にいますので、そのような場合には神経を取ってしまい、被せ物をする場合もあります。
このようにくさび状欠損の程度が強い場合には歯が折れてしまう場合もあるため、決して油断できないものでもあります。
ですので、一番大切なことは、くさび状欠損にならないために出来ることとして、優しく丁寧に歯磨きを行うことです。
適切な歯ブラシ選びや歯磨き粉選びなど、なかなかわからない方も多いかと思います。
当院では、くさび状欠損が起こり始めている方に対して、歯磨き指導や歯ぎしりや食いしばりが強い方には、ナイトガードをおすすめしております。
お口の中で不安な事や気になる事がございましたらお気軽にご相談・ご来院ください。