こんにちは、ARTE DENTAL CLINICです!
咀嚼(そしゃく)とは食べ物を噛み砕くことを言います。この『噛む』という何気ない行為は、実は健康につながるとても大切なことなので今回は噛むことの大切さについてお話していきます!
噛む回数が激減している現代人・・
忙しくなった現代では、食事の時間を惜しんで、噛む時間が少なくて柔らかい食品が主流になってきています。わずか半世紀ほど前と比べても、噛む回数の少ない食事になっています。
弥生時代では、1食の咀嚼回数は3,990回、咀嚼時間は51分。現代では、1食の咀嚼回数は620回、咀嚼時間は11分。というデーターが出ております。弥生時代から比べてみると現代の咀嚼回数は1/6になっていることが分かります。
噛むことによる効果とは
① 肥満防止
よく噛むことで満腹中枢が刺激され食べすぎ防止になります。
② 味覚の発達
ゆっくり味わうことにより、味覚の発達を促します。
③ 言葉がはっきり
口腔周囲筋を使うことによって、言葉の発生や、表情が豊かになります。
④ 脳の発達
脳の血流が増え、記憶や学習能力の向上につながります。
⑤ 歯の病気を予防
歯茎が刺激されて血行がよくなります。また、唾液によって病原菌などが洗浄され歯周病や口臭の予防にも効果的です。
⑥ ガンの予防
唾液の中にあるペルオキシダーゼという酵素がガンの発生を抑えるといわれています。
⑦ 胃腸の健康
消化を助け、食べすぎを抑え、さらに胃腸の働きを活発にします。
⑧ 全身元気に健康に
噛み締める力を育てることにより集中力を養うことが期待できます。
このように噛むことは身体に良いことづくしです!
さらに、現代人の顎の小ささは噛むことが少ないことも関係しています。顎が小さいと歯が生えそろう際に、歯が生えてくるスペースが足りずに歯並びが悪くなってしまいます。お子様は噛むことを意識していただくことで顎の成長を促進し、さらに丈夫な身体をつくることができます。
噛むことの大切さ
噛むことによって、唾液の分泌がよくなります。 唾液には、消化を助け、口腔内を清潔にする働きがあります。 噛むという機械的な刺激が、頭や顎の骨、顔の筋肉の発育を促進し、表情豊かな顔をつくるほか、大脳の働きを活性化します。 さらに、かたいものをかみくだく爽快感はストレス解消になるといわれています!
皆さんは普段のお食事でどのくらい噛んでいますか?よく噛むことを意識し、習慣化していきましょう!噛むことは健康への第一歩です。
噛むためには、歯が大事です!歯科医院で虫歯や歯周病になっていないか、検診、クリーニング、噛み合わせに問題がないか定期的にチェックしたりすることも大切になります。