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2022.09.07

喫煙と歯周病の密接な関係性について

こんにちは ARTE DENTAL CLINICです。

喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病が悪化しやすいということをご存じでしたか?

さらに、喫煙者への歯周病治療の効果は低く、治療後の治りも悪くなってしまいます。

今回は喫煙と歯周病の密接な関係性についてお話しします。

喫煙による歯周病への影響とは?

喫煙は、肺がんや高血圧など、体の健康に様々な害を与えることがよく知られています。

タバコの煙にはニコチンや発がん性物質をはじめとした非常に多くの有害物質が含まれており、体へ悪影響を与えます。

そしてその害は体の健康だけでなく、お口の健康にも影響を与えてしまいます。

体の中で最初に喫煙の影響を受ける部分は、口です。

たばこの煙や成分は、口の中に入ると粘膜や歯茎から吸収されてしまいます。

吸収されたたばこの有害物質は、血管を収縮させ、歯茎の血液量が低下してしまいます。

血液循環が悪化して、歯茎に十分な酸素が行き渡らなくなってしまうと、歯周ポケットの中で歯周病の原因である細菌が繁殖してしまいます。

細菌が増えてしまうとどうなるのでしょうか?

細菌が産生する毒素は歯周ポケットをさらに深めると共に歯を支える骨を溶かし、

進行すると歯がぐらぐらするようになり、さらに進むと歯が失われます。

歯茎の炎症時には出血を伴うのが正常な生体防御反応ですが、喫煙者は血管収縮による血行不良により炎症が抑えられるため、歯茎からの出血や腫れが出にくいことが特徴です。

また、受動喫煙によっても歯周病や、小児のう蝕歯茎のメラニン色素沈着のリスクが高くなることも報告されています。

このように、タバコを吸うことでお口の中に非常に悪い影響を与え、歯周病になりやすく、さらに悪化させてしまうのです。

歯周病治療に最も重要なのは禁煙です!

最初に述べたように、喫煙者への歯周病治療の効果は低く、治療後の治りも悪いことがわかっています。

しかし、禁煙をすると歯を支える組織の状態が良くなるため、歯周病のリスクが下がります!

さらに歯周病治療の効果が上がります!

禁煙は生活習慣病の共通した予防法であり、多分野とともに歯科でたばこ対策をすすめることは、歯周病と生活習慣病の予防に有効です。

ある程度進行した歯周病であっても禁煙により抵抗力や組織の再生能力も向上し、歯周病治療には効果的と言われていますので、禁煙の実行に遅いことはありません!

体の健康はもちろん、お口の健康のためにも是非禁煙を強くお勧めします!

 

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