インビザラインgoとは

インビザラインgoはマウスピースを使用した矯正治療です。マウスピースを使用するため、治療中も装置が目立ちにくく、また取り外し可能のため、矯正治療中も口腔内を清掃しやすいです。
インビザラインgoシステムは前歯の軽度叢生治療を目的としたもので、上下１０歯までを対象としたものです。

インビザラインgoシステムの特徴

ポイント１　　治療期間が短い

治療期間としては症例にもよりますが、半年から1年ほどで終了する症例がほとんどです。
使用するマウスピースの枚数は通常のインビザラインと比べて少なくおよそ２０枚程度です。装着時間は通常のインビザラインと同じで、1日20時間以上は装着して頂きます。

ポイント２　　歯並びのシュミレーションを即日確認できる

インビザラインgoが適応は専用のアプリで即日判断することが可能で、適応であれば早く矯正治療を開始できることが可能です。
診査で必要な項目は、側面や正面の顔貌写真、上下顎の咬合面や側方面の口腔内写真などです。加えて患者さんの主訴や改善してほしい点を入力し、データをアライン・テクノロジー社（インビザラインシステムを供給している会社）に転送します。その後インビザラインgoが適応、不適応の結果が送られてきます。
インビザラインgoが適応範囲内という結果が出れば問題ないですが、適用範囲内の可能性がありますと出た場合は改善して欲しい点の何点かが改善できない可能性があるため、お客様との相談や、すり合わせが必要です。
また、結果がインビザラインgoの適応範囲外と出た場合や、goシステムで主訴改善が望めない場合でも、別ブランドのクリアコレクト矯正で適応になる場合があるので、改めて診査してみることをお勧めします。

ポイント３　　適応症例が限られる

インビザラインgoシステムは、対象となる歯が上下１０歯までなので、奥歯を動かしません。
奥歯は咬合や歯列を決定する基準となる大切な歯なので、奥歯を動かさないということは、歯を動かせる量が限られ、咬合も大きくは変えられないということになります。
具体的には歯の重なりや空隙を埋めるための移動量は最大で7㎜程度、顎の拡大は4㎜程度、歯の垂直的な移動は5㎜程度が限界です。

インビザラインgoシステムの適応症

およそ半年で治療を終えることができるインビザラインgoでは、審美を重視したあらゆる症例に対応致します。

出っ歯、前歯の重なり、隙間がある方

インビザラインgoは、前歯から第二小臼歯までが適応のシステムです。よって前歯の重なりや隙間が気になる方は適応になります。
ただし、重度の重なりや大臼歯を含めて歯を移動しなければならない場合は適応外となることがあります。また矯正治療に抜歯が必要な場合は、インビザラインgoの適用外になります。

治療期間を短く終えたい方

インビザラインgoシステムは通常のインビザラインと比べて使用するマウスピースの枚数が少ないため、治療期間が短いです。よってなるべく治療期間を短くしたい方は一度適応か診断してみると良いです。

補綴（被せ物）やインプラントを埋入するためのスペースを作るため

補綴やインプラントは適切な位置に歯やスペースがないと美しく、機能的な形を作ることができません。よってスペースを作るためにインビザラインgoを使用することがあります。

インビザラインgoの治療の流れ

まず口腔内の状態を検査します。大きな虫歯や重度の歯周病がある場合は先に治療してから矯正治療に移行することがあります。
インビザラインgoが適応かどうかは口腔内をiTeroと言う最新の口腔内スキャンで撮影を行い専用のアプリで口腔内写真を撮り、即日で判断されます。
スキャニングされたデータはアライン社のクリンチェックを利用し、分析した後、治療計画と移動後の歯列を確認します。
それを元に治療用のマウスピースが製作され、マウスピースは1週間から2週間ずつ交換しながら治療していきます。
最終的な目標とする歯列に並べ終えたら、後戻りを防ぐためにリテーナーを製作、装着し、治療は終了となります。

インビザラインgoの注意事項

インビザラインgoは非抜歯の矯正システムですが抜歯はしなくても大丈夫ですがIPR（歯と歯の間を0.５ミリ程、削ります）が必要になります。その為、歯の形が多少変わるのとこれは全ての矯正治療に言える事ですが矯正治療後、物が挟まりやすくなる場合がございます。

またワイヤー矯正のように金属製の器具は歯の表面には付きませんがアタッチメントと言うプラスティク製の突起物を何箇所かに装着いたします。

只今、シュミレーションを無料で行っております。是非、この機会に綺麗になったご自身の歯並びを見てみませんか？